真田の歴史資料も充実!遊びに行きたくなる沼田市の新庁舎

沼田市の新庁舎となる複合施設「テラス沼田」(同市下之町)が、5月7日にオープンしました。白を基調とした開放的な造りで、テラスからは河岸段丘の眺望を楽しめます。カフェや室内遊び場、真田氏の歴史が学べる資料館があり、新たな観光スポットになりそうです! 

カフェや遊び場、遊べる市役所 

車で来る場合は、隣接する立体駐車場を利用してください。空中歩廊を抜けると、テラス沼田の3階に通じています。

テラス沼田は「旧グリーンベル21」という大型商業施設をリノベーションした建物です。
建物は7階建てで、市役所の業務エリアと、カフェやトレーニングジムといった商業エリアに分かれています。

1階の「防災広場ミッテ」は白い鉄骨が見える造りで、開放感があります。広いスペースは、防災拠点としても活用されるということです。

一休みできるカフェもありました。今後はスーパーなども開業するそうです。→追記 2019年6月時点でスーパーは出店撤回となっています。

建物内には、未就学児向けの室内の遊び場も設けられました。雪が多く、冬場の遊び場に困る沼田の子供たちにはうれしい施設ですね。

最上階には、民間のトレーニングジムがあります。見晴らしが良く、気持ちよく体を動かせそうです。

真田氏の歴史を知る常設展示も

沼田市は、真田氏ゆかりの地で、NHK大河ドラマ「真田丸」の舞台としても知られています。沼田公園には、かつて5層の天守を持つ沼田城があったとされていますが、今は石垣しか残っていません。真田の里を名乗りながらも、その歴史を知る場所が少ないことが課題となっていました。

テラス沼田2階に新設された沼田市歴史資料館では、沼田の通史とともに真田氏関連の資料も展示しています。
沼田城跡で発掘された金箔や瓦も見ることができます。真田ファンを呼び込む新たな観光地としても注目されそうですね! 観覧料は一般210円。水曜休館。

「旧グリーンベル21」は2014年に市が取得し、活用法を見いだせないまま全館閉鎖の状態が続いていました。市街地に巨大な空き店舗がある状態は、地元商店街や市政の大きな争点だったのです。長年の問題に、市役所の移転と言う形で決着がついたのは、市民にとっても喜ばしいことだと思います。

テラス沼田の内部を見学したところ、コミュニティースペースがたくさん設けられていたのが印象的でした。旧グリーンベル21という「箱」ありきのリノベーションだったため、ほかの市役所から比べても余裕のある造りで、市民が活用する余地を考えた建築となっています。

今後の活用にも市民が関わることで、より身近で楽しい公共施設になるのではないかと期待しています!

沼田市「テラス沼田整備場について」

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