群馬県民のソウルフード「焼きまんじゅう」味の漬け魚を知っていますか。
「あの甘辛い味ね」と想像して食べると、ショウガや柑橘系の酸味がアクセントの新しい味わいに驚かされます。
製造と販売を手掛けるのは、水産加工業の関東フーズ（玉村町）。
関東フーズは長年、学校給食や事業所に食材を提供してきましたが、昨年3月から一般向けの漬け魚も扱っています。
漬けだれの開発力や骨抜きの加工技術に定評があり、「焼きまんじゅう風味」以外にも和洋さまざまなバリエーションの漬け魚を販売しています。
「焼きまんじゅうは、食べたことがなかった」
関東フーズ社長の山中祐一さんは静岡県出身で、実は「焼きまんじゅうを食べたことがなかった」といいます。
「先入観がなかったからこそ、焼きまんじゅうの再現ではなく新しい味に挑戦できた」と山中社長。
味のベースとなるたれは、地元の老舗の焼きまんじゅう店「飯玉屋」から提供を受けました。
粘度の高いみそだれを魚に浸透させるため試作を繰り返し、サバ、カレイ、銀サケ、イカの4種類に合わせた漬けだれを完成させました。
銀サケは、焼きまんじゅうのタレにレモンのハチミツ漬けを加えて、さわやかな酸味と甘みをプラス。
サバはユズ果汁をアクセントに、カレイはすりおろしショウガを加えるなど、魚ごとの持ち味を生かした味付けにこだわりました。
ほんのり焦げ目、香りも「焼きまんじゅう」
グリルで焼くと香ばし焦げ目と、ほんのりとした「焼きまんじゅう」の香り。
「これはご飯にのせたら絶対うまいやつ」と、炊き立てご飯にオンしました‼
・・・間違いないおいしさでした。
みそだれがベースなのに味付けは濃すぎず、たれが中までしっかり染みているので、ご飯との相性もばっちり！
骨抜き加工されているので、子供も安心して食べられるメニューが完成しました。
通販サイトから購入できるので、気になった方はぜひ「丼」にしてお試しください。
テレビで紹介された「シルクサーモン」も
焼きまんじゅう風味のほか、ご当地サーモンを使った「シルクサーモン」の漬け魚もおすすめです!
あづま養魚場(東吾妻町)の独自オリジナルブランド魚「シルクサーモン」を使った漬け魚は、とろけるような味わいで、和洋どちらの献立にも合う逸品です。
テレビで特集されてからは特に人気だとか。道の駅玉村宿でも販売しています。
最近は商業施設やイベントでの出店販売も行っているので、インスタで出店情報をチェックしてみてください！
