高崎市在住のイラストレーター、丸山一葉さんと、金沢に工房を構える陶芸家、森岡希世子さん。ジャンルの異なるアーティスト2人がコラボした「絵と器のふたり展」が6月30日まで、高崎市新町のギャラリー「あかまんま」で開かれています。
共鳴しあう「白」の潔さ
丸山一葉さんは人物をユーモラスに描く画風が人気のイラストレーターで、雑誌の挿絵や装丁イラストなどで活躍。森岡希世子さんは九谷焼成形部門「伝統工芸士」で、白磁の食器や花器などを手掛けています。
丸山さんは、柔らかく発光するような森岡さんの器から、まじないや祈りといったキーワードを着想。6月という季節にふさわしい「てるてる坊主」をモチーフにしたイラストを制作しました。
てるてる坊主、女の子の服、装飾を省いたシンプルな白磁―。2人の生み出す「白」の潔さが共鳴し、独特の空間をつくっています。
初めて「あかまんま」に伺いましたが、店主の田口和幸さんの美意識が随所に光る素晴らしいお店でした。
白磁で世界的に有名な陶芸家、黒田泰蔵氏の作品も常設展示されています。
黒田氏の作品を扱うお店は国内でも珍しく、海外からも多くのファンが訪れていると言います。
田口さん曰く「器は使ってこそ」。良いものを買って使って―。本物の日本の工芸に触れる、素敵なギャラリーに出合うことができました。
【あかまんま】 HP FB
住所:新町2268-10
電話:0274・42・7159
営業:10:00~19:00
定休:火、水曜日(展示会期間中は無休)
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