群馬発!ローカルメディアまとめ

マスメディアとは違った視点で、地域のニュースを伝える「ローカルメディア」。全国各地にはたくさんのローカルメディアがあり、その数は増え続けています。今回は群馬県内で、面白そうなローカルメディアを集めてみました。

群馬県内には複数のローカルメディアがあり、それぞれのコンセプトでニュースや記事、インタビューを掲載しています。下は各メディアの拠点をまとめた分布図です。ほかにもあると思いますが、高崎周辺が多いですね。

「高崎で暮らす」

コンセプトは「あなただけの”高崎”を発見するWEBサイト」。2018年6月開設。高崎市内の建築会社の社員が編集長を務め、主に人に焦点を当てたインタビューを掲載しています。一つ一つの記事が長文で、読み応えも十分です。

高崎映画祭やパスタ製麺、パンづくり、江戸小紋職人など、さまざまなテーマを切り口に、高崎の街とそこに住む人の魅力を伝えています。

「あずまある」

前橋市の「東(あずま)地区」に特化したウエブサイトです。ホームページ内の紹介文には「目指すのは地域の『回覧板』『井戸端会議』のような存在。小さなニュースを大切に、地域とともに歩く、『超ローカルメディア』」とあります。

狭い地区内を取材対象としながら、ほぼ毎日ニュースを更新。新規出店やイベントの情報、地域の歴史、災害時に役立つ情報など、多彩な記事をアップしています。

「つぐひ」

コンセプトは「いつもの群馬を、見つける。伝える。」。2019年3月に開設したばかりのサイトですが、温かみのある文章とデザインがすてきです。

運営は、しののめ信用金庫(富岡市富岡)によるプロジェクトチーム「まちの編集社」が手掛けています。今後は、上信電鉄沿線の魅力発信に力を入れた記事を紹介していくようです。

「gooma(ぐーま)」

「群馬のニュー&オールドカルチャー」を紹介するウェブメディアです。取材領域は全県で、県内でフリーの編集者・ライターとして活動している市根井(いちねい)さんが編集長を務めています。記事の投稿は2016年から始まっていて、県内のローカルメディアの先駆け的な存在です。

観光地やご当地グルメをポップな文章で紹介していて、記事が分かりやすく読みやすいのが特徴です。

「館林くらし」

館林市と板倉町、その周辺地域のローカル情報サイトです。2017年3月開設。館林市在住のナカヤマコンさんが管理者で、館林地域のイベントやグルメ、ニュース、選挙情報まで幅広く掲載しています。

最近では、アニメ「宇宙(そら)よりも遠い場所」のロケ地の紹介記事が話題となりました。

「おてんま編集部」

ウェブメディアではなく、下仁田町の魅力を発信する冊子を発行しています。「おてんま」とは「みんなのためになることをみんなでする」という意味の方言だそうです。2019年1月に創刊号を発刊。

移住者や地域おこし協力隊、住民の皆さんが協力して制作、町内の事業所や役場で配布しています。問い合わせ先は、下仁田町地域創生課(0274-82-2111)へ。

「まいらいふり~すたいる」

沼田市を拠点に活動するブロガー、ブゲンさんが運営するサイトです。2017年6月開設。取材対象は県内全域に及び、「上毛かるた」や「沼田かるた」など「郷土かるた」のゆかりの地を巡る記事が特徴です。

ブゲンさんはラジオ「FM OZE」にも出演。写真も公開されていますが、さわやかなイケメンです!

「いまここ」

当サイト「いまここ」は、2018年12月開設と後発ですが、まちづくりやカルチャー、アートなどの記事を中心に発信しています!

ローカルメディアが増えれば、街の出来事がテキスト化され、ウェブ上にアーカイブとして蓄積されます。結果、街を知る入り口が広がるので、群馬の魅力が県内外により伝わりやすくなると思います。

群馬でローカルメディアに関わる皆さんと、いつか「ローカルメディアサミットin群馬」のようなイベントを開けたらいいな、と勝手に願っています!

9「まゆといと」

※4月5日に追記

富岡市が運営する総合情報発信サイトです。富岡市の様々な「ヒト」や「コト」をつなぐことを目指して、「ナカヤマ」さんという女性が執筆されているようです。繭と糸を組み合わせたネーミングも、富岡製糸場のある富岡らしくてすてきですね。